アルカス“キラッ都”させぼコンサート 出演者プロフィール

~出演者プロフィール~

 

豊嶋泰嗣(指揮・ヴァイオリン)

桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。在学中よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者としてソリスト、室内楽、コンサートマスターとして演奏活動を始める。86年、大学卒業と同時に新日本フィルのコンサートマスターに就任。その後もサイトウ・キネン・オーケストラ等でコンサートマスターを務め、指揮者、オーケストラからの信頼も厚い。ソリストとしては、88年のサントリーホールでリサイタルデビュー、その後ベルリン放響、バシュメット&モスクワソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管弦楽団等、国内外のオーケストラとの共演。

室内楽奏者としては、ハレー・ストリング・クァルテットを結成し、00年までカザルスホールのレジデントクァルテットを務めた。現在アルティ弦楽四重奏団のメンバーとして活躍。スターン、ヨーヨー・マ、アルゲリッチ、ズッカーマン、マイスキー、ストルツマン等との共演を重ねている。

現在は新日本フィル ソロ・コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管 コンサートマスター、九州交響楽団桂冠コンサートマスター。91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。京都市立芸術大学准教授、桐朋学園大学および大学院講師。1719年製 アントニオ・ストラディバリウスを使用。

アルカスSASEBOには室内楽企画のプロデュースやジュニアオーケストラのミュージックアドヴァイザーとして関わりが深い。

 

弘田徹(新日本フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者)

 

ⒸM.Okubo / New Japan Philharmonic

1974年東京生まれ。97年東京芸術大学卒業。在学中に学内オーディションに合格し、P.ディシュパイ指揮、芸大オーケストラと協奏曲を共演。同大学同声会主催による卒業演奏会に出演。東京文化会館にてM.ロストロポーヴィチに師事。1998年新日本フィルハーモニー交響楽団に入団。99年アフィニス夏の音楽祭に参加。

アルカスSASEBOにはジュニアオーケストラの指導やランチタイムコンサートへの出演などで関わりが深い。

 

 

石田祐華利(ソプラノ)

長崎県出身 東京藝術大学卒業、同大学院音楽科声楽専攻修了。イタリアや日本国内でオペラやミュージカルに出演。劇団四季に在籍(‘98~‘99)。あらゆる曲調に対応する色彩豊かな声質、表現力、演出力が魅力。藝大在学中よりヴォイストレーニングの研鑽を積む。都内音楽専門学校、高等学校芸能科、プロダクション等での指導はジャンルを問わず多岐にわたる。また近年ではシンガポール、タイ等国内外を問わず活動の幅を広げている。

‘02年 モンテプルチャーノ国際音楽祭(イタリア)にてオペラ「ディドとエネアス」出演(ディド役)

‘09年「国益を考える講演会」にて国歌斉唱(岐阜・長良川国際会議場)

‘10‘11‘12年シンガポール日本文化協会ゲスト出演(シンガポール)

‘10‘11‘12年バカラカウントダウン点灯式第9ソリスト

シングル「おかあさん」アルバム「風のいろ」、「竹久夢二と大正ロマン」全国発売

 

永安淑美(ソプラノ)

佐々町出身。佐世保西高校卒業。東京学芸大学を経て、東京芸術大学卒業、同大学院修士課程独唱科修了。

第43回西日本新人演奏会で文化協会賞受賞。第12回練馬文化センター新人演奏会で最優秀賞を受賞。オペラ「イドメネオ」エレットラ、「ラ・ボエーム」ミミ、「蝶々夫人」蝶々さん、「トゥーランドット」リュー、平井秀明作曲「かぐや姫」かぐや姫、フィオレンツァ・コッソット演奏活動50周年記念公演「トロヴァトーレ」にイネス役で出演、ヴィヴァルディ「グローリア」モーツァルト「レクイエム」ベートーヴェン「第九」等の宗教曲ソリスト、ベトナム縦断コンサートツアー、ジャマイカコンサートツアー参加、美しい日本の歌の会読売名曲コンサート、武雄市北方宝石箱コンサート、Pivoの泉コンサートなど多数。これまで平石祐子、坂井洋子、大島洋子、原田茂生、黒崎錬太郎、岳籐豪希、朝倉蒼生、呉恵珠、林康子の各氏に師事。

 

藤永和望(ソプラノ)

長崎県佐世保市出身。東京芸術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻卒業。同大学大学院修士課程終了。

オペラでは“蝶々夫人”蝶々さん、“ボエーム”ミミ、“椿姫”ヴィオレッタ、“魔笛”パミーナ、“修道女アンジェリカ”アンジェリカ、“道化師”ネッダ、“カルメン”ミカエラ、フラスキータ、“電話”ルーシー、“妖精”ファルツァーナ、“ノルマ”アダルジ-ザ、“カヴァレリア・ルスティカーナ”ローラ等の役で多数出演。オーディションにより選抜されパミーナ役で出演した岡村喬生氏主宰NPOみんなのオペラ“魔笛”はDVDとして発売されている。小澤征爾音楽塾のオーディションに合格し、塾生として“フィガロの結婚”“ドン・ジョヴァンニ”“こうもり”“ボエーム”に参加。オーディションに合格し、北九州音楽祭に出演。九州交響楽団によるオペラガラコンサート、日伊交歓ガラコンサート、シューベルト歌曲連続演奏会や、ベートーヴェン“第九”、ドヴォルジャーク“スタバト・マーテル”、モーツァルト“レクイエム”、シューベルトのミサ曲、ヴィヴァルディ“グローリア”、モーツァルト“雀のミサ”のソプラノソリスト等、オペラ以外にも多数出演。東京レディースシンガーズや東京オペラシンガーズに所属し、多数の演奏会やCD録音、サイトウキネンなどに参加。

声楽を故・樋渡美智子、原田茂生、多田羅迪夫、故・伊藤亘行、Marcella Realeの各氏に師事。二期会会員。

 

 

田代 誠(テノール)

長崎県佐世保市出身。旧北松南高校卒、東京音楽大学オペラ科、同研究科修了。文化庁オペラ歌手研修所第四期生修了。小川源、持田篤、栗林義信、アリゴ・ポーラ、アンドレア・モナコの各氏に師事。在学中より東京文化会館推薦演奏会に出演。日伊コンコルソ・毎日音楽コンクール入選、イタリア声楽コンコルソにてテノール特賞。第1回五島記念文化財団奨学生としてイタリア留学。

「カルメン」にてデビュー以来、「蝶々夫人」、「ボエーム」、「マノン・レスコー」、「道化師」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「椿姫」、「マクベス」、「アイーダ」、「オテロ」、「シモン・ボッカネグラ」等イタリアオペラを中心に国内外の著名な指揮者、演出家、歌手たちと共演(ゼッフィレッリ、アントン・グアダーニョ、ダニエル・オーレン、小澤征爾、若杉弘、ピエロ・カップチッリ、レナート・ブルゾン、ジャコミーニ、フィオレンツァ・コッソト、エヴァ・マルトン、ギネス・ジョーンズほか)。

「第1回五島記念文化財団オペラ新人賞」、「ジローオペラ新人賞」、受賞。1989年「アイーダ」ラダメス役にて藤原歌劇団発足以来の「総監督賞」を受賞。若杉弘・都響のワーグナーシリーズにおいて「ニーベルングの指輪」、「パルジファル」、「マイスタージンガー」等で好評を博し新境地を開いた。サントリーホールでのマーラー「大地の歌」(若杉弘指揮)はフォンテックよりCD発売がなされ、93年度レコードアカデミー特別部門賞を受賞。帰国後も藤原歌劇団をはじめ多くのオペラ、オラトリオ、コンサートに活躍。特に日生劇場での松村貞三作曲オペラ「沈黙」の93年、95年の初演、再演において主役ロドリーゴを演じ、大きな話題を呼んだ。(初演版CD発売)

またNHK交響楽団との「グレの歌」をはじめ、NHKニューイヤー、題名のない音楽会、一万人の第九、サッポロビールCM等、メディアにも数多く出演。99年ナスカー99でのアメリカ国家斉唱は全米に衛星生中継された。新国立歌劇場公演においても「アイーダ」、「ナブッコ」、「ルチア」、「こうもり」、「夕づる」に出演。中劇場にて「ロメオとジュリエット」、「2人のフォスカリ」、「恋愛禁制」、「白馬亭」等に出演。近年ルドルフ・ピープル、カタリン女史等の指揮で多くのオペレッタにも主演している。「メリー・ウィドウ」、「微笑みの国」、「こうもり」、「チャルダッシュの女王」等。今年は「ヴェニスの一夜」、「椿姫」、「こうもり」、「シモン・ボッカネグラ」、「マクベス」、「夕づる」の6本のオペラに出演予定。

一方、後進の指導育成にもあたり「マコトに愉快な仲間たち」を主宰、安房おぺら「華狐」、「安房ネコ物語」、「海女の花」等、青少年向け新作オペラを毎年上演している。藤原歌劇団正団員、草加市オペラ協会総監督、安房おぺら、つくばオペラ合同事業「夕づる」芸術総監督、東京音楽大学講師。

 

松尾興(バリトン)

長崎県立佐世保北高等学校卒業、国立音楽大学声楽科卒業。小川 源、野中匡雄の各氏に師事。オーストリア・ザルツブルクにてI. A. コッラデッティ、K.マイヤー、R.クノールの各氏に師事。イタリア・ジェノヴァにてG.パスティネ、E.コンスーマ、L.マラリアーノの各氏に師事。

‘86西日本新人紹介演奏会にて声楽部門第1位「福岡音楽文化協会賞」受賞、‘86全日本新人音楽コンクール入選、‘88ザルツブルク国際声楽コンクールファイナリスト、‘89第2回国際音楽コンクールin下関「審査員長賞」受賞(東敦子賞)。

これまでに、歌劇「真間の手古奈」行麿、歌劇「フィガロの結婚」タイトルロール及び伯爵、歌劇「海の子守唄」老人、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール及び騎士長、「椿姫」ジェルモン、「トスカ」スカルピア、「リゴレット」タイトルロール、「オテロ」ヤーゴ、「トロヴァトーレ」ルナ伯爵、「カルメン」エスカミリオを東京、名古屋、福岡をはじめ日本各地にて好演。

‘96にはイタリアのサルザーナ歌劇場にて歌劇「リゴレット」タイトルロールで初日を飾りイタリアデビューする他、同歌劇場主催コンサートに出演。

国内外においては、ソロリサイタル、ガラコンサート、ベートーヴェン「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「戴冠ミサ」、バッハ「カンタータ」等のソリストとして出演し好評を博す。

近年はイタリアにて、‘07サンタ・マルゲリータ・リグレ国際音楽祭におけるガラコンサート、‘08アルベンガ国際音楽祭の野外劇場における歌劇「トスカ」ハイライト(スカルピア役)、‘09ポルトフィーノ国際音楽祭及びインペリア国際音楽祭にてジョイントリサイタルやガラコンサートに出演。

国内では、‘08グランデオペラコンサート歌劇「リゴレット」ハイライト(主役・東京)、‘09ヴェルディの祭典「トロヴァトーレ」ハイライト(ルナ伯爵役・東京)、‘09芸術祭“ひろしまの春”にてリサイタル、‘10同芸術祭「リゴレット」ハイライト(主役)、‘11同芸術祭「トスカ」ハイライト(スカルピア役)、‘12~‘13福岡にてヴェルディ生誕200年記念リサイタル(ヴェルディプログラム)等、多数の演奏会に出演。

また、近代イタリア発声法(ヴェルディ・プッチーニ以降の発声法)についての研究のため‘07~‘10まで繰り返し渡伊。九州公私立大学音楽学会において、その研究発表及び論文発表を‘08より毎年行っている。

現在、福岡大学附属大濠高等学校音楽教諭、九州公私立大学音楽学会会員。