アルカスSASEBO館長
永元太郎

近況について

皆さま、お元気にお過ごしのことと存じます。

6月末のご挨拶の中で「今年も例年にない夏を迎えることになりそうです。」そして末尾で「暑くなりそうな夏を一緒に乗り切って参りましょう。」と申し上げたところでございました。こういう予想はあまり当たらない方が良かったのですが、正にこれまでにない最高の記録の暑い夏となりました。

来年以降も考えたくはありませんが、この傾向は続くと思って、対策を考えていく必要がありますね。

そういう中、アルカスSASEBOでは、様々な事業を展開して参りました。8月には、「辻井伸行 三浦文彰ARKフィル」や「佐野元春」のコンサート、そしてアルカスSASEBOジュニアオーケストラも参加しての北部九州4市(福岡、大分、熊本、佐世保)の「北部九州ジュニアオーケストラ・フェスティバルin佐世保」などを実施いたしました。

特に、「北部九州ジュニアオーケストラ・フェスティバルin佐世保」については、演奏事体も素晴らしいものでしたが、「北部九州」ということで、面的な広がりや子どもたちの刺激や成長に繋がるものとして、今後とも各市との連携を図り持続して参りたいと思います。

島瀬美術センターにおいても、文化庁等主催の「発掘された日本列島2025我がまちが誇る遺跡展―洞窟王国 佐世保」を7月から8月にかけ実施したところであります。多くの人にご来館いただき、誠にありがとうございました。

そして、去る9月14日には、第40回国民文化祭、第25回全国障害者・文化祭「ながさきピース文化祭2025」の開会式が、当アルカスSASEBOにて行われました。この開会式には、ご存知の通り、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、長崎らしいアトラクションなど素晴らしい開会式となりました。この開会式が無事にまた盛況のうち開催できましたのも、関係者の皆さまの周到な準備があったからこそと思っております。

9月14日の開会式を皮切りに11月30日までの78日間、この「ながさきピース文化祭2025」は続きます。県内各地で、色々な取り組みが行われることになります。佐世保市域においても、様々な事業がアルカスSASEBOを中心に行われます。公式ガイドブックやチラシなども配布されておりますので、この機会に是非、お出掛けいただければと思います。

やっと猛暑も収まりを見せ、いよいよ文化の秋です。ご自愛のうえ、お過ごしくださるよう願っております。