アルカスSASEBO館長
永元太郎

年末のご挨拶

 今年の夏は、殊のほか暑い日々が続きました。最近になり夏場の気温の記録が公表されておりますが、猛暑日、真夏日、夏日いずれも最多とのことでした。11月中旬まで夏日(25℃以上)があったという、まさに記録ずくめの年でした。12月に入ってからは一転して寒い日や曇天の日が続いております。皆さま、お変わりございませんか。

 本日12月28日、アルカスSASEBOでは今年も一年間、舞台業務を安全に終えられたことに感謝して、舞台納め式を行いました。この一年、皆さまにご来場、またお付き合いとご協力をいただき、心より感謝申し上げます。最初に気候のことに触れましたが、その他のことでも、この一年は例年になく多事多難の年でした。元旦の能登半島地震に始まり、各地での豪雨災害、猛暑、台風に加え、私たちの地域ではあまり経験してこなかった「雷」や「ひょう」などにも見舞われることがありました。

 ウクライナや中東での戦争やミャンマーやアフリカでも内乱や紛争が続いており戦火が絶えることはありませんでしたし、今もその状況は続いております。日本やアメリカでは国のトップを決める選挙もありましたし、EUにおいても短命な政権が出たり、不安定な国政の国もあります。

 この様な多事多難な状況が少しでも早く収まり、世界中の人々が心穏やかな生活を送れる日々が来ることを願うばかりです。

 さて、いよいよ来年は長崎県において「ながさきピース文化祭2025」が開催されます。開会式は、令和7年9月14日に当アルカスSASEBOで行われることになっています。既に準備段階に入っているところですが、皆さまとともにこの文化祭を盛り上げ、成功させたいと思っております。ご協力の程、よろしくお願いいたします。

「光陰矢の如し」と申します。

 今年は、何か積み重ねたもの、進歩したものがあったのかと反省も致しますが、また、新たな年に向かって地域の文化振興、皆さまの楽しみや安らぎに繋がる事業を展開して参りたいと思います。令和6年も余すところ数日となりましたが、新型コロナウイルスやインフルエンザが増えてきております。

 どうぞ、皆さまにおかれましては、ご自愛のうえ、佳き年をお迎えくださいますよう祈念しております。そして、また新年もアルカスSASEBO、佐世保市博物館島瀬美術センター、佐世保市民文化ホールを、よろしくお願い申し上げます。