アルカスSASEBO開館10周年記念として、4歳から79歳までの市民約100名が主役のオリジナル市民ミュージカル「佐世ぼん」を3月12日(土)、13日(日)の二日間開催しました。
三陸沖を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が、3月11日(金) に発生し、公演の開催も危ぶまれましたが、被災された方々への哀悼の意を込めて、両日公演前にご来場の皆様と黙祷を行い「佐世ぼん」公演を実施いたしました。
開演前には、今回の演出・振付を手がけた中村龍史さん率いる「こまいぬ」によるスペシャルコンサートをお楽しみいただきました。
幕が開くと、出演者のオープニングダンスに拍手喝采、お客様は知っている出演者の姿を見つけるなり、一生懸命元気よく踊る出演者の姿に微笑まれていました。
子どもたちが今まで一番練習を続けてきた長縄には、お客様の温かい声援もあり、少し失敗もありましたが、無事?!終了することが出来ました。
運動会のシーンでは、お客様も参加しての大玉転がしと玉入れに、子どもから大人まで大賑わい。客席に置いてある玉をしょい籠を持った子どもの籠めがけて投げるお客様、溢れんばかりの玉が入り、想像以上の重さの為、練習の時の様に早く走り回れない子どもたち。客席は大変盛り上がりました!
舞台上にそびえ立つ約7mもある大きな大木「あすなろの木」や、ブラックライトで怪しげに光るあすなろの木の精・小々ん坊の精の衣装、客席に登場しダンスする怪しげな妖精たちなど、お客様は終始目が離せない様子でした。
最後のお別れのシーンでは、客席からもすすり泣く声が聞こえ、感動的なシーンとなり、幕は閉じました。
3月12日(土)、13日(日)の二日間、3,300名もの多くのお客様にご来場いただきました。お客様からは、昭和34年の子どもたちの元気はつらつな姿に元気をもらったとの多くのお言葉を頂くなど、大変好評をいただきました。
多くのお客様のご来場誠にありがとうございました。
2009年の夏、脚本制作のためのアイディアを募集してから、約1年半あまりの歳月と情熱を掛けて、出演者、スタッフ一同取り組んできた市民ミュージカルも、色んなこともありましたが、無事本番を迎えることが出来ました。
なお、本番をご覧になれなかった方は、以下の日程で放映予定ですので、是非ご覧ください!
3月26日(土)14:00~14:55 KTNテレビ長崎 オーディションから稽古、本番の様子などを55分のダイジェスト版で放送します! |
【お客様のアンケートより】
・大人から子どもたちまでよくぞあそこまで出来るものだと感心しました。稽古も大変だったんでしょうね。力を合わせて心を一つにすれば素晴らしい事が仕上がって行くのだと、皆さんの心の中に宝物が生まれたと思います。
・子どもたちの演技が光ってますね。私の子どもの時の時代!大変懐かしく!また、一番好きな時代です。楽しく観させていただきました。
・最初のオープニングから涙が出そうになる程感動しました!そして最後はもっと感激しました。元気を、勇気を、そして忘れていた自分の愛を思い出し色々な豊かな気持ちを頂きました!
・私も昭和30年代生まれで、その時代の佐世保を生きた者で、大変感動すると共に、考えさせられ、色々な深い思いで胸がいっぱいです。ありがとうございました。
・歌、踊り 100人の方が一つになり作り上げたミュージカル。とても楽しくあっという間の時間でした。客席も一緒になり良かった!佐世保弁で楽しかったです。また佐世保が舞台の作品を楽しみにしています。
・私は今63才です。自分の子どもの頃を思い出しました。ハリマオや月光仮面の歌を一緒に歌っていました。涙がこぼれてきました。温かなものを感じられる物語にどっぷりとつかれました。本当にありがとうございました。