1人の作曲家を年間を通じて取り上げ、手がけた魅力的な作品をアルカスSASEBOが主催するさまざまな公演で演奏する企画「Mプロジェクト」。2018年度はフランスを代表する作曲家“ドビュッシー”を取り上げます。さらに、日仏友好160周年にあたることから“フランス”にもテーマを広げてお届けします。
クロード・ドビュッシー
(仏・1862-1918年)
フランス近代の大作曲家。マラルメら象徴派の詩人と交遊し、ブーレーズによって「20世紀音楽の扉を開いた」と評された。89年、パリの万国博覧会で東洋のリズムや旋法に接し、ワーグナーの影響を脱する。教会旋法、5音音階、全音音階、平行和音を駆使して調性感を曖昧にし、「響-音色それ自体」の中に瞬間的イメージを捉えようとした。
【主な作品】
オペラ「ペレアスとメリザンド」
管弦楽曲「牧神の午後への前奏曲」「ノクチュルヌ」「海」
ピアノ曲「版画」「映像」「前奏曲集」「子供の領分」など
Mプロジェクト2018 対象公演
※公演プログラムの一部または全てに以下①②のいずれかが入ります。
①ドビュッシー作品
②フランスを象徴する文化芸術(例:シャンソンなど)
※各公演の詳細は決まり次第公開します。
アルカスSASEBO文化茶話
没後100年 ドビュッシーの想像の旅 ~「前奏曲集第1巻」をめぐって~
〈講師〉青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)
〈日時〉4月21日(土)14:00 ■イベントホール
〈予定曲目〉前奏曲集第1巻から「亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)ほか
エディット・ピアフ没後55周年トリビュートコンサート
ジル・エグロ ~バラ色の人生~
〈出演〉ジル・エグロ(ヴォーカル)、ギノ・サミン(ピアノ)、かとうかなこ(アコーディオン)
〈日時〉5月26日(土)18:00 ■中ホール
〈予定曲目〉
バラ色の人生/La vie en Rose(作詞:E・ピアフ、作曲:ルイギ)
愛の賛歌/Hymne a l’amour(作詞:E・ピアフ、作曲:M・モノー)
群衆/La Foule(作詞:E・ディセオ、作曲:A・カブラル) ほか
ドレミであそぼう!~0才からのクラシック~
〈出演〉新崎姉妹(ピアノデュオ)
〈日時〉7月7日(土) ■イベントホール
レジデンス弦楽四重奏団 アルカス・クァルテット
第8回定期演奏会
〈出演〉川崎洋介(第一ヴァイオリン)、西野ゆか(第二ヴァイオリン)
柳瀬省太(ヴィオラ)、辻本玲(チェロ)
〈日時〉7月21日(土) ■中ホール
読売日本交響楽団
〈出演〉ジョセフ・バスティアン(指揮)、神尾真由子(ヴァイオリン)
読売日本交響楽団(管弦楽)
〈日時〉9月7日(金) ■大ホール
パスカル・ロジェ×三川内焼 ~ドビュッシーと光~
〈出演〉パスカル・ロジェ(ピアノ)
〈日時〉11月25日(日) ■中ホール
アルカスSASEBOオリジナル室内オーケストラ
チェンバー・ソロイスツ・佐世保
〈出演〉豊嶋泰嗣(音楽監督・ヴァイオリン)ほか
〈日時〉2019年3月24日(日) ■中ホール