北村朋幹 ピアノ・リサイタル

2022年6 月11日(土)

開場 13:30開演 14:00
会 場
中ホール

料 金
【全席指定】
一般 3,000円 学生(小~大学生)1,000円
※当日500円増

チケット
発売中

北村朋幹 ピアノ・リサイタル

楽譜を開き音楽と向き合い、
作曲家が書き遺した音に想いを巡らせるーー

独自の存在感を確立し、ひときわ注目を集めるピアニスト・北村朋幹
音楽に対する真摯な姿勢、作品への知的なアプローチ、研ぎ澄まされた音楽性、
彼から紡ぎ出される音楽は聴く人の心を魅了してやみません。
プログラムにもこだわり、コンサート全体の構成を大切にしている北村が今回選んだ作品は、ロマン派の文学者らが最も好んだテーマのひとつ「森」の様々な景色を描いたシューマン《森の情景》、遺書を書くほどの苦悩の中で音楽への情熱から生まれたベートーヴェン《ピアノ・ソナタ第17番》、そしてリストが旅したスイスの情景や印象を書き留めた《巡礼の年 第1年「スイス」》
作曲家のこころに寄り添い作品の神髄に触れる演奏を、どうぞご堪能ください。

~ Program ~
R.シューマン:森の情景 Op.82
L.v.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
F.リスト:巡礼の年 第1年「スイス」 S.160/R.10

※終演予定16:15

 

北村朋幹/ピアノ Tomoki KITAMURA, Piano

1991年愛知県生まれ。3歳よりピアノを始め、浜松国際ピアノコンクール第3位(2006)、シドニー国際ピアノコンクール第5位ならびに3 つの特別賞(2008)、リーズ国際ピアノコンクール第5位(2015)、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール第2位(2017)など受賞。2005年、第3回東京音楽コンクールにおいて第1位(2位なし)ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞、以来日本国内、ドイツをはじめとするヨーロッパ各地で、オーケストラの定期演奏会への出演、ソロリサイタル、室内楽、また古楽器による演奏活動を定期的に行い、その演奏は「類稀なる時間の感覚。まるで素晴らしい指揮者によるオーケストラの演奏を聴いているよう(パヴェル・ギリロフ)」「卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家(濱田滋郎)」などと評されている。

2020年9月、東京オペラシティ文化財団主催「B → C:バッハからコンテンポラリーへ」における、4台の鍵盤楽器を用いた、ケージの作品を中心としたプログラムによる画期的なリサイタルは「我が国のピアノ演奏史において重要な一夜と言っても過言ではない(伊藤制子)」と高く評価された。2019年からは「Real-time」と題した自身のリサイタル企画を展開している。
録音は「遙かなる恋人に寄す―シューマン「幻想曲」からの展望―」(2011)、「夜の肖像」(2014)、「黄昏に― ブラームス/リスト/ベルク作品集」(2016)、「Bagatellen」(2019)、「ジョン・ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」(2021) がそれぞれフォンテックから発売され、レコード芸術をはじめとする主要紙において好評を得ている。
愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京藝術大学に入学、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。これまでに伊藤恵、エヴァ・ポブウォツカ、ライナー・ベッカー各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いてイェスパー・クリステンセン氏のもと、歴史的奏法の研究に取り組んでいる。

 

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