アルカスSASEBO文化茶話 世界へのとびら~南米ベネズエラの「エル・システマ」が育んだ心豊かな子どもたちの世界~

2019年8 月3日(土)

開場 13:30開演 14:00
会 場
アルカスSASEBO
イベントホール

料 金
一般1,200円 学生500円
<アルカスクラブ>
ゴールド・オレンジ会員無料
ホワイト会員500円
※障害者手帳の提示で本人及び介添者1名まで各500円でご購入いただけます。

チケット
発売中

アルカスSASEBO文化茶話 世界へのとびら~南米ベネズエラの「エル・システマ」が育んだ心豊かな子どもたちの世界~

2019年9月29日にアルカスSASEBOでリサイタルを開催する天才コントラバス奏者“エディクソン・ルイース”。彼を育てたのは南米ベネズエラの音楽教育を無償で受けられる革新的な育成の場「エル・システマ」です。

今回の文化茶話は、「エル・システマジャパン」のスペシャル・アドバイザーとして、子どもたちとの共演、指導、そして聴覚障害の子どもたちによる共同合唱団「東京ホワイトハンドコーラス」の指導講師として新しい音楽を創っている、ソプラノ歌手のコロンえりかさんをお迎えして、「エル・システマ」や自身のライフワークである「被爆マリアに捧げる賛歌」を歌い継ぐこと、併せて現在取り組んでいらっしゃる「東京ホワイトハンドコーラス」についてお話しいただきます。

※お話しのみの講演です(手話通訳あり)

 

「エル・システマ」とは

家庭の経済状況にかかわらず、子どもたちがすべて無償で楽器を借り、奏法を学び、オーケストラ活動に参加することができる音楽教室。オーケストラの活動を通し子どもたちが、自ら協調性や、規律を学びながら、目標に積極的に取り組んで行く姿勢を育んでいくことによって、希望や誇りを持てることを目的としている。世界中に賛同者を広げ、現在では50 カ国以上で展開され、その数は年々増え続けている。日本においても、東日本大震災が発生した翌年の2012年、一般社団法人「エル・システマジャパン」が設立した。

 

<出演>

コロンえりか(ソプラノ歌手/駐日ベネズエラ ・ボリバル共和国全権大使夫人)

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。ライフワークとして取り組んでいるのは、父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」の演奏と講演会で、浦上天主堂に於ける初演、CD 出版後、世界各地で学校や大学を訪れて長崎からの平和へのメッセージを発信している。2015 年は野田秀樹演出・井上道義指揮「フィガロの結婚」で全国14 公演に出演し、好評を博した。ラ・フォル・ジュルネや国際音楽祭NIPPON など音楽祭に出演する傍ら、子どもの育成や国際親善に関わる数々の社会事業を立ち上げ、幅広い意味での音楽を通した社会貢献を目指している。エル・システマ・ジャパンのスペシャル・アドバイザー。4児の子育て中。