アルカスSASEBO文化茶話 三川内焼の魅力、再発見
2018年9 月24日(月)
開場 13:30開演 14:00ホワイト会員/500円
一般/1,200円 学生/500円
アルカスSASEBO文化茶話 三川内焼の魅力、再発見
今回のアルカスSASEBO文化茶話で取り上げるのは、400年の歴史を誇る佐世保のやきもの「三川内焼」。2016年に「日本磁器のふるさと 肥前」の構成文化財のひとつとして、「日本遺産」に認定されました。
そんな三川内焼を世界的フランス人ピアニストとコラボレーションさせるリサイタル「ジャパネットたかたプレゼンツ パスカル・ロジェ×三川内焼~ドビュッシーと光~」を11月25日に開催します。
その公演に先駆けて、玉泉の福本幸さん、嘉久房窯の今村房の輔さんをお招きし、三川内焼の歴史やさまざまな窯元に伝わる技法を紹介するとともに、透かし彫り・白磁についてお話ししていただきます。
手仕事の技法を極めた「三川内焼」の魅力を、再発見してください。
<講師>
福本 幸(ふくもと みゆき)
400年にわたり、繊細優美、精巧緻密と称される「透かし彫り技法」や複雑な立体作品を継承保存し、さらに自らの創意工夫を加える「玉泉」の15代目。1965年生まれ。三川内焼きの窯元の中でも唯一「透かし彫り」の技を伝え継ぐ。
「透かし彫り」に適した粘り気や水分量の陶石を探してブレンドしたり、複雑な石膏型を自ら手作りし、剣先も彫りやすく改良するなど、伝統を守りながら新しいものにも取り組んでいる。現代アーティストへの協力など、新作にも積極的に取り組んでいる。
今村房の輔(いまむら ふさのすけ)
1971年生まれ。美しい三川内白磁を見て育ち 自然の作り出す造形に惹かれ 轆轤を廻し 削り 細工を施す 窯の中で輝く この手から生まれる白いカタチ
代々続く三川内の窯元に生まれながらも伝統的な表現に縛られない自由なものづくりで 異端児的に 作家活動中
ロクロの横に 海で拾った ウニの骨 干からびた タツノオトシゴ
スティングレイの卵の殻 珊瑚の砂… 僕は嫉妬してしまう